階段の裏側ってどうなってんだろう。出来上がると絶対に目にすることがない部分。階段下を物入やトイレ等に使用することは多いけれど、仕上げがなされているので見られません。建築中に現場をまめに見てくださる方は、見ているかもしれませんが説明も加えて写真をお見せします。
斜めに壁に取り付いている板を側板と呼び、踏板が入るように掘り込んであります。これはメーカーの工場でプレカットしています。この掘り込みに踏板を差し込み、下からプラスチック製のクサビを打ち込んで固定します。踏板から垂直におりている板を蹴込(けこみ)板と呼んでいます。製品は9mm厚で強度は特に必要とされていません。が・・・当社ではこの板の裏側に補強のため12mm厚の合板をビス止めしています。こうすることにより、階段のきしみ音が大幅に改善されるからです。見えないところですが、少し手間をかけることによって、住み心地が違ってくる一例でした。
ちなみにこの写真の現場は階段下を洗面脱衣室に利用しています。
大工さん、狭いところにもぐって寸法を取っています。こういうところは部屋の壁を作るより、手間がかかりますね。
現場の風景
Comments are closed.
お問い合わせ
0280-77-3810
受付9:00~17:00定休日:水曜、木曜
© 2023 有限会社コガ建築設計
Theme by Anders Noren — Up ↑