お客様のご要望で、部屋と通路の区切りを壁ではなく格子ですることになりました。製品としてできているものもあるのですが、けっこう高価なので、材木を大工さんに加工してもらい作ることにしました。まず、材料を機械できれいに削ってもらい、塗装屋さんにオイルステンと半艶クリアーで塗装してもらいました。色は内装の建具と同系統の濃いブラウン系です。塗装された材料が現場に入り、いよいよ寸法にカットし、組み立て作業です。
上下の板を除き、全部同じ長さなので、大工さんはバカ棒と呼ばれる寸法に切った棒を作り、効率よくカットしていきます。
全部カットしたら組み立て作業に入ります。部屋の広いスペースを利用して材料を寝かせた状態で組み立てます。接合部が後で緩まないようにビスでしっかりと留めていきます。大工さんは夫婦で現場に来ているので、材料がずれないように奥さんにしっかり押さえてもらっています。
格子の間隔をぴったりにするため、寸法に切った当て木をはさんでビス止めしていきます。また、ビスによって木が割れないようにあらかじめ下穴をあけておきました。全部組み立てたら、現場に設置するための位置出しをします。
組み立てた格子を起こして設置します。位置にぴったり設置したらナント・・・大工さん、床にビスで固定しています。
でも大丈夫。きれいに掘った穴の中でビス止めをし、その穴をコミ栓で、きれいに埋めました。
設置が完了したら、切り口などわずかに塗料が落ちているところを補修し、作業は完了です。
クロスを張り終わったらこんな感じです。
なかなかいいでしょ。
現場の風景
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